TOPの写真は同一患者の治療前と治療後の比較です。
最高難度の登山に匹敵、我々と共に頂を目指しましょう!
一般的に歯科治療を受ける場合、痛んでいる歯のみ、もしくは必要のあるであろう歯の治療を希望される方が多いと思われますが、その治療計画は歯科医師の裁量によるのが現実で、噛み合わせの不具合や歯周病がコントロールされずにインプラント治療をされるなど、場合によっては治した方が明らかに長くより良い結果を維持できるにも関わらず、それらが見過ごされている患者を散見します。
噛み合わせ、歯並びの問題を放置した結果、徐々に崩壊が進み、また場当たり的歯科治療を受けた結果、「何かおかしい、治療してもまたすぐ悪くなる」など不具合を自覚し続けやっとの事で抜本的な総合治療をしなければならないと自覚された場合には、相当な時間と治療費が歯科治療では必要となるでしょう。
今回ご紹介する方も過去から歯科治療はそこそこのレベルで受けられていましたが、根本的な問題として”骨格的に受け口ぎみ”と”顎変形症”を持っており、正常な噛み合わせを与えることは困難を極めました。
下の前歯が上の前歯を突き上げるいわゆる受け口タイプの噛み合わせによって、歯のぐらつきが認められます。
歯周病はほぼ問題ないレベル、しかし下顎の奥歯をすでに喪失され、他にも過去に入れられた被せ物の不適合具合も多く確認できました。
矯正によってどの歯をどれだけ動かすか、歯の欠損部にインプラント、歯のすり減りや形態異常をどう治療すれば良いかなど、治療ゴールを示す設計図となるSET-UP模型を作成、TOP-DOWNで治療をしてまいります。
このような場合単に歯のない部分にインプラントを入れて、不良な被せ物をやり変えるだけでなく、噛み合わせの正常機能を与えるために矯正治療が必要となり、患者と相談の上できる限りの良い治療プランを検討し選択いただきました。
先ずは失われた奥歯の再建が第一!
SET-UP模型を元にインプラントを入れ、仮歯を装着し上下顎の大黒柱となる支柱を回復し、これによって強固な柱ができましたので矯正治療によって歯を適切な位置に移動させることが可能となります!
矯正治療によって歯を適切な位置に並べ直した後、最終的な仮歯によるテストドライブを行い、セラミックにより適切な噛み合わせと共に、美しい形態を付与しました。
非常にシンプルで過度な負担もかかりにくい当初の設計通りの治療が完了しました!
ここまで5年間の治療を極めて簡単に書きましたが、この途中では実に繊細な治療を様々な歯に行ったことは敢えて書きませんが、患者と歯科矯正医、歯科麻酔医、歯科技工士と歯科衛生士、そして私が努力を積み重ね諦めずに険しい道のりを一歩一歩進んでたどり着いたゴールがあるわけです!
多くの歯科医院が存在しますが、このような結果を導ける歯科医院が少ないことは事実として知っていただきたいです。
おそらく、間違いなくこの方は二度とこのような長い期間と高額な費用のかかる歯科治療は行わないで済むでしょう。なぜなら問題点はほぼ全てクリアに解決することができたからであって、
ただししばらくの間上下顎にご覧のようなリテーナーと呼ばれる維持装置をつけていただき且つ、メインテナンスに通い続けていただいているうちはとは申し上げなければなりません。
もしも同じような状態なんじゃないか?きちんと長持ちできていつまでも正常で健康な口腔環境を取り戻したい!と思われる方は是非一度ご相談ください、我々がきっとあなたの力になれると思います。
健造デンタルクリニック 鈴木健造
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