前歯が折れた。。。前歯が無くなる。。。
前歯を抜かなければならなくなる。。。放置できないし、インプラントを入れなければならない。。。想像しただけで恐ろしいですよね?
(☝打撲で前歯1本が完全に折れた患者さん、辛かったでしょう。。。)
前歯折れた!まずどうする?
こんな状況にもしあなたがなったら、
1, 119番?
2, 近隣の大学病院?
3, 町の歯科医院?
4, かかりつけの歯科医院?
あなたならどこにコンタクトをとりますか?
ひょっとしたら折れたままインターネットで歯科医院選びをする方もいるかもしれませんが、普通なら治療方法をご自分で考えられる状況にはないはずです、ただここの選択が後々の治療結果の満足度を左右する大事な局面であることをご理解下さい。
前歯を1本失った場合の治療選択肢
は以下の5つ
1, インプラントを入れる
2, 隣の歯を削ってブリッジを入れる
3, 入れ歯をそこにだけ入れる
4, どこか自分の歯を移植する
5, 何もしない
この中からインプラント治療を選択されるなら、より慎重に治療場所を選ぶ必要があります。
何故ならどこで治療しても同じ治療結果が得られれば良いのですが、残念ながら現実はそうでもありません。
どうやって歯科医院を選ぶ?
1, 行き当たりばったり、家の側だから?
2, お知り合いの紹介?
3, インターネットで徹底的に探す?
おそらく多くの方は前歯が折れただけで相当なストレスなわけですから元通りに早く治してくれる、しかも通い易い場所を選ぶでしょう。
しかし。。。治してもらった結果が☟こんな長い歯になってしまったら。。。
何故こんな長い歯になってしまったのでしょうか???
前歯をもしインプラントで治療するならば、いくつかの条件を満たさなければ見た目を治療前と同程度かより良くはできませんし、その結果を長持ちもさせられません!
前歯インプラント治療、より良い結果を求めるなら
最も基本になる条件は、
1, インプラントを適切な位置にピンポイントで入れる(ほんの1mmのズレが治療結果に多大な悪影響を及ぼす)
2, 治療前以上に骨の良が必要(骨を再生治療で作らなければならない)
3, 治療前以上に歯茎の量が必要(歯茎を上顎から移植して増やさなければならない)
(向かって左から抜いた場所にインプラントを入れ、骨を作り、歯茎を移植した状態を真上からみた図です)
これらは打撲で歯も骨もダメージを受け、完全に歯を抜かなければならない場合に必須となるインプラント治療の付帯処置です。
※歯の一部を残し、骨も歯茎も作らなくて良い治療もありますが、次の機会に紹介致します。
従ってその必須な処置をし、適切に被せるものを製作装着すると☝このような状態で、むしろ治療前よりも見た目良くする事が可能です!
上の患者さんは1本のインプラントでしたが、もうお一人2本のインプラントを入れなければならなかった方を紹介しましょう。
この方も打撲で2本の前歯を追って、更に横の歯も欠けて歯の神経が死んでしまいました。
もしもあなたがこの方の立場だだったとして、ある歯科医院で治療を受けるなら、どんな治療結果を望まれますか? 元あった状態、打撲受傷前の状態を取り戻したいですよね?
☝このような結果が良いですか?(再生すべき骨や歯茎が無く、2本のインプラントも不適切な位置に入っている)
☝それとも、このような結果が良いですか?(真中2本がインプラントとは人様にはきづかれない)
前歯のインプラント治療をかかげる歯科医院は多々あります。しかし、どこの医院で治療を受けても同じ結果が得られるとは限らない事をご理解下さい(インプラントだけではありませんが)!
複数本の前歯にインプラントを入れて自然な見た目を回復する事は、1本お入れする以上に我々術者側には非常に高いスキルが求められます!
少しだけ当院で前歯にインプラントされた方の術後の状態をお見せします。(すべて患者さんの承諾を得ております)
☝2本の前歯が折れて感染し、骨も歯茎も無くなった方に2本のインプラントで審美的回復!
☝4本が重度歯周病で抜かれていらっしゃった方に2本のインプラントで審美的回復!!
☝6本が重度歯周病と虫歯で抜かなければならなかった方に3本のインプラントで審美的回復!!!
そして最終的にはお入れするセラミックの被せ物(インプラントを土台にしたクラウンまたはブリッジ)がお顔に対して曲がっていたり、長過ぎたり短過ぎてもいけません!
さらに我々が客観的に診てもその方のお顔にマッチし、笑った時にも違和感の無い状態、前歯が本来すべき機能も兼ね備えている必要があります。
以上簡単に説明書きを図にも加えましたが、とても難易度の高い治療ばかりです。
これは患者さんとのタッグがあってはじめてその難易度の高いゴールにたどり着けるのです!
今回は前歯のインプラント治療をご紹介しましたが、冒頭でも書きましたが治療の選択肢は他にもあります(またの機会に別な治療方法をご紹介しますね)ので、インプラントが全てでなく、最後の選択肢、歯を失った時の最終最強選択肢とお考え下さい。
治療にご興味のある方はhttps://kenzo-dc.com/contactのフォームまたはお電話でもお気軽にご相談、お問い合わせ下さい。
院長 健造
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