しんび【審美】歯科って何? 審美???美容?
英語ではEsthetic エステティック(またはCosmeticコスメティックですが歯科では世界的にも一般的にほとんど使わない)です。
しんび【審美】とは。意味や解説、類語。自然や美術などのもつ本当の美しさを的確に 見極めること。また、美の本質・現象を研究することとされますが、審美歯科とは要するに見た目に問題を抱える患者さんに対して、その問題解決のため本来有るべき美しさを回復・取り戻す治療と言えます。
但しこの美しさには当然我々歯科医主導の美しさと患者さんが求める美しさに主観的違いも有るわけで、その擦り合わせをしバランスをみながら治療をすすめていくことになります。
前歯の隙間を改善したいと来院された患者さんに対してセラミックラミネートベニア【歯に接着するセラミックの着歯】治療のSTEP by STEPを見てみましょう!
診ると3mm程の隙間が中央にあります。前歯から犬歯の長さが適切か計測をしてみるとやや短い事が解りました【通常中切歯、犬歯で10.5mm、側切歯で9,5mm】、さらに歯茎のラインもやや不正が認められます。このような場合闇雲に歯を削って隙間をプラスティックで詰めたりせず、先ずはこの歯の状況が患者さんの顔や唇とどのようなバランスをしているかを見極める必要が有ります。
笑った時に必要充分な露出を前歯がしているのがわかります!
つまり、これ以上前歯を露出させてしまうと出っ歯になってしまうので注意が必要です!!
従って、すきっ歯を改善しつつ歯の長さと歯茎のラインの連続性を整える治療が求められます。
先ずは技工士さんにロウ模型を診断のために製作してもらい、
適切な歯の長さと歯茎のラインを整えるために歯茎をカットします。
歯茎が落ち着くのを2ヵ月待ってから、歯を削らずに最終的な形を模したプラスティックを付けてみます。
患者さんの了解がもらえたら、ここからエナメル質に限って一層削り、最終的な型取りをします。
セラミックベニアをエナメル質に接着した状態です!計画通り完璧な状態に改善が出来ました!!
そのセラミックと唇とのバランスはどうでしょうか?とっても良い感じ、患者さんも大満足して頂けました。
治療費:クラウンレングスニング(歯冠延長術)20,000円×4
セラミックラミネートベニア110,000円×4
最新情報をお届けします
コメントを残す